どちらも似たような言葉で、混乱をしてしまうという人も多い「未払金」と「未払費用」ですが、どちらも貸借対照表の負債の部に計上されます。
違いについてしっかりと理解をしておかないとトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
そこで、トラブルに巻き込まれないためにも「未払金」と「未払費用」について理解をしておきましょう。
「未払金」と「未払費用」の違いとは？
どちらも聞くだけで嫌な気分になる「未払金」と「未払費用」ですが、それぞれどんな違いがあるのでしょうか。
まず、未払金も未払費用も未だ支払っていない経費ある点で共通はしているのですが、未払金と未払費用の違いは、提供されているサービスの中身です。
「未払金」は、債務が確定した未払を処理するための勘定科目であり、未払費用は債務が確定していない未払を処理するための勘定科目です。
「未払費用」は、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、すでに提供された役務に対していまだその対価の支払が終らないものを言います。
また、未払費用は、かかる役務提供契約以外の契約等による未払金とは区別しなければいけないのです。
「未払金」と「未払費用」の使い分けは？
それぞれの違いについて説明をしましたが、実際に「未払金」と「未払費用」の使い分けはどのようにすれば良いのでしょうか。
「未払金」と「未払費用」の使い分けは難しいとされていて、未払費用は、継続的に発生する費用、未払金は、それ以外のものというイメージが適切なのですが、実際に未払費用と未払金の使い方を間違えたとしても、企業において、特段問題が生じることはまずないので過剰に不安になる必要はないのです。
ただし、未払費用と未払金を使い分けることによって、勘定科目の増減があった際に、異常なものかどうかが判断できるようになるので、念の為に把握しておくことが大切です。
「未払金」は非継続的な役務提供に対する未払分、役務提供が完了し債務がして確定している場合です。
「未払費用」は継続的な役務提供契約に基づく役務提供に対する未払分、役務提供が継続している場合です。
これらさえ分かっていれば、使い分けることは簡単です。
インターネットで確認できます！
実際に自分で「未払金」と「未払費用」の全てを把握するのは難しいという人が多く、気づいていないだけで「未払金」と「未払費用」は実際にあるという人もいます。
どうすればこの「未払金」と「未払費用」を簡単に整理することができるのかと悩んでいる人に朗報です。
近年ではインターネットやアプリで経費精算システムがあり、簡単に整理をすることができるようになります。
実際にクラウド経費を行うことで、経費業務のコスト削減、経理担当者も従業員も楽になった、スマホだけで簡単に操作ができるといった声も多くあがっています。
まとめ
どちらも面倒でややこしい「未払金」と「未払費用」ですが、あまり気にする必要はないとはいっても、やはりお金のことなので気になります。
「未払金」と「未払費用」において悩んでしまっている人はぜひインターネットやアプリで経費精算システムを活用しましょう。
コメント