高校、大学などの進学や将来の進路を考える際によく耳にする言葉として「文系」と「理系」がありますが、将来的にどちらに進んだほうが良いのか、それぞれの特徴についてよくわからないという人が多くいます。
そこで、進路で躓かない為にも「文系」と「理系」の違いについてしっかりと理解をしておきましょう。
「文系」と「理系」の違いとは?
どちらも進路選択においてとても重要な問題で、人生において大きな分岐点になるため、しっかりと把握をしておくことが大切なのですが、それぞれの違いとは一体何でしょうか。
「文系」とは主に人間の活動を研究の対象とする学問の系統とされ、英語、国語、地歴公民を重点的に学びます。
中には数学、理科系科目は履修がない場合や、基礎的な分野のみを学ぶ場合もあります。
「理系」とは主に自然界を研究の対象とする学問の系統で、数学、理科系科目の高度な内容を学ぶ、英語、国語なども履修する場合があります。
それぞれの自身が得意な道に進み、将来何を目指しているのかによって進路を決めていくことが大切です。
「文系」と「理系」のメリットとデメリットは?
これから進路について考えている人や文系と理系のどちらに行けば良いのかと悩んでしまっている人におすすめなのが比較です。
それぞれのメリットとデメリットについてしっかりと理解をしておくと決めやすくなります。
「文系」のメリットは理系と比べて実験・研究活動に束縛されないため、自由な時間が取りやすい、専攻によって就職先が限定されることが少ない、学費が安めというメリットがあります。
その一方で、大学で学べる事がほぼないため、就活が大変とも言われています。
その他にも、倍率が高くなってしまうという事も考えられます。
「理系」のメリットは専攻内容が就職に結びつきやすいため就職しやすい、卒業後に役立つ技術や知識が身につくといったメリットがあります。
その一方で、勉強をしっかりと行わなければならず、自由に過ごす時間が少ないということが挙げられます。
中には忙しくてやめてしまったという人も多くいるのです。
それぞれのメリットとデメリットを比較した上で、自身が可能であると思う方を選ぶことが大切です。
選んだ後に変える事は可能になっている!?
自身が目指している場所から離れたい、理系から文系に変えたい、文系から理系に変えたいと思っている時に、一度選んでしまったのだから変えることは出来ないのではないかと思ってしまっている人も多いのですが、実際にはコースに進んだ後に、文転、理転をすることができるようになっています。
しかしながら、文系コースと理系コースでは科目ごとの必要単位数に差があり、コースを変更した後には周囲の学生に追いつくための努力が必要となっているため、勉強の遅れを自力で取り戻す必要があるため、努力をしなければいけないのです。
よく考えたうえで、将来のために文転、理転するのなら良いのですが、安易な考えでのコース変更は後悔をしてしまう事もあるので慎重にならなければいけないのです。
まとめ
進路において文系、理系のどちらに進むのかはとても重要なことで、適当に選んでしまうと後で後悔をしてしまいます。
しっかりとメリットとデメリットを比較し、行きたいと思える場所に行きましょう。
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