間違えないで!「カレッジ」と「ユニバーシティ」の違い


日本で「大学」と呼ばれる高等教育機関や、同等の高等教育機関を指す英単語である「カレッジ」と「ユニバーシティ」ですが、聞いたことがあっても、それぞれの違いや正しい使い分けが分からずに混合してしまっている人が多くいます。

 

そこで、間違えてしまうことがないように「カレッジ」と「ユニバーシティ」の違いについて説明をします。

 

「カレッジ」と「ユニバーシティ」の違いとは?

どちらも「大学」という意味がありますが、同じというわけではないのです。

 

そのため、間違えないためにもそれぞれの違いについて説明をします。

 

「ユニバーシティ」とはUniversityと表記をし、大規模かつ様々な学問領域について教育、研究する大学、日本における総合大学を指すことが一般的となっています。

 

アメリカでは学部のことを「college」と呼ぶこともあり、国によっても使い方は若干異なる傾向があるのです。

 

「カレッジ」とはcollegeと表記をし、小規模で単一の学問領域を教育、研究する大学、日本における単科大学を指すことが一般的となっています。

 

短期大学、専門学校、高等専門学校、女子大学や比較的小規模の総合大学も、英名として「カレッジ」を用いることが多く、海外においては大学のキャンパスや寮、学部の事を指す場合もあるのです。

 

それぞれの違いについて説明をしましたが、日本では、「university」の方が「college」よりレベルが高いと思われているケースがあるようですが、このような意味での区別はないのです。

 

「カレッジ」は規模が小さい!?

それぞれ「カレッジ」と「ユニバーシティ」の違いについて説明をしましたが、「ユニバーシティ」は「総合大学」とも訳されますが、複数の学部や研究科が集まって、一つの大学として成り立っているのです。

 

また、大学院課程を設けており、規模も大きくなるのです。

 

その一方で、「カレッジ」は複数の学部をかかえることがなく、基本的には大学院課程を設けておらず、「ユニバーシティ」に比べて規模は少ない傾向にあるのです。

 

そのため、「ユニバーシティ」は複数の学部、研究科で大学院課程を設ける、大きな大学と言われ、「カレッジ」は複数の学部、研究科は存在せず、大学院課程を設けていない、小さな大学

と分けることが出来るのです。

 

ここで注意をしなければいけない点として、「カレッジ」が複数の学部から成り立っていないからといって、いわゆる「単科大学」であるわけではないということです。

 

日本で単科大学というと、商科大学や看護大学、教育大学といった、ある特定の分野の課程のみを設ける大学のことを言いますが、アメリカの場合はそうではなく、ある専門領域に特化せず、幅広くさまざまな学問を学ぶのが、アメリカの伝統的な「カレッジ」と言われているのです。

 

場所によって違うので注意!

それぞれ「カレッジ」と「ユニバーシティ」の違いについて説明をしましたが、どちらも意味合いが大きく変わってくるということが分かりましたが、場所によってはこの意味合いが違うので注意が必要です。

 

イギリスでは中学、高校のことを指す場合もあり、英語圏においても「ユニヴァーシティ」と「カレッジ」の使い分けは国や地域で異なっており、明確な定義はなく、「ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン」という名称の大学も存在しているとおり、場所によっては異なるので、必ず同じ意味だと思ってはいけないのです。

 

そのため、志望校選びにあたっては大学の名前にとらわれないことが重要になってきます。

 

まとめ

それぞれ「カレッジ」と「ユニバーシティ」の違いが分かりましたが、留学する際に志望校を探すにあたっては、この名称にとらわれる必要は全くなく、重要なのがどんな学校なのか、どのような内容なのかで判断をすることが大切です。

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