家庭用の卓上ガスコンロのカセットボンベには「専用の卓上コンロで使用してください」と表示されており、メーカーが違っても問題はないだろう、何が違うのだろうと疑問に思っている人も多くいます。
そこで、「カセットボンベ」と「メーカー」の違いについて詳しく説明をします。
「カセットボンベ」のメーカーによる違い
同じメーカーではないと危険とも書いてありますが、なぜ同じメーカーではないといけないのでしょうか。
そこで、詳しく説明をしますが、卓上コンロは、ボンベをレバーやマグネットで接続すると、先のノズルが押されてガスが出る仕組みになっており、以前はメーカーがそれぞれ独自の基準で作っていたため、ノズルの長さなどが異なり、違うメーカーのボンベを使うとガスが出にくくなるケースがあったのです。
そのため、同じメーカーであれば、ノズルの長さなどが一緒となっているため、安心して利用をすることができるけれども、違うメーカーでは、ノズルの長さなどが異なってしまうため、危険であるという事が分かります。
カセットボンベの使用期限がある!?
意外にも知らない人が多いのが使用期限です。
万が一の為に取っておいているという人も多いのですが、カセットボンベの使用期限は決められており、錆の無いことを確認して、製造日から約7年以内を目安に使い切ることが大切です。
製造年月日は缶底に印刷されている数字で確認をすることができるようになっており、缶底にはアルファベットと数字が印刷されていますが、数字の部分が製造年月日なのです。
規格が共通化されている!?
カセットガスボンベを用いたガス器具は様々存在していますが、1991年に、JISによってカセットコンロとカセットガスボンベの規格が定められたのです。
この規格ではガスボンベのサイズなどが厳密に定義されておらず、異なるメーカーのガスボンベを使い回すことはできなかったのですが、ガスボンベの互換性が確保されていなかったために避難所などでは不便が生じ、ガスボンベや器具の規格を統一する必要性が広く認識されたのですが、1998年に卓上カセットコンロ、およびカセットガスボンベの規格が見直され、ボンベの直径、全長、切り込みの場所と大きさ、ノズルの長さなど、細かな点までサイズの指示がされ、結果、メーカーは推奨しないものの、現実として異なるメーカーのカセットガスボンベを使い回すことができるようになったのです。
現在では他のメーカーでも使うことができるようになっているものの、やはり同じメーカーで使ったほうが安心ができるのです。
まとめ
カセットガスボンベのメーカーの違いについて説明をしましたが、現在においては違うメーカーであっても使うことができるようになっていますが、やはり万が一のことを考えて、同じメーカーであった方が安心をすることができます。
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