「会う」と「逢う」の意味の違いと使い分け


どちらも同音異義語であり、「あう」と読むことができるようになっていて、混合してしまったり、それぞれの違いが分からずに困惑してしまっている人も多くいます。

 

「会う」と「逢う」は日常生活においても歌詞などでも多く出てくるため、それぞれの違いについてしっかりと使い分けできるようにしましょう。

 

「会う」と「逢う」の違いとは?

 

どちらも同じ「あう」と読むことができますが、それぞれの意味とは一体何でしょうか。

 

「会う」とは計画のもとで、または偶然に、ある人物(複数でも可)と対面することという意味があります。

 

「会う」は、直面する相手が “人” に限られており、また、相手の人数が1人であっても複数名であっても「会う」を使うことができるようになっています。

 

誰かと顔を合わせるという状況には、相手と約束をして計画的に対面する場合と、偶然に顔を合わせる場合がありますが、これらは「会う」という表現を使うことが出来るのです。

 

「逢う」は「会う」と同じく、「人」 と対面するときに使う言葉でありますが、「会う」が複数名と顔を合わせる場合にも使うことができるのに対して、「逢う」は1人の相手と対面する場合にのみ使います。

 

「逢う」で対象となる相手は、相手は動作主にとって親しい人物であるという特徴もあるのです。

 

 

それぞれ、同じ読み方でも意味合いが大きく異なるため、それぞれの違いについてしっかりと覚えておく必要があります。

 

「会う」と「逢う」の正しい使い方は?

 

それぞれの意味について説明をしましたが、実際に日常生活においてもよく使う言葉ですが、どういった使い方が出来るのでしょうか。

 

「会う」は相手の人数が1人であっても複数名であっても「会う」を使うことができるようになっているため、「近況を話すのに、カフェで会った」、「自治会員と会った」、「契約している会社の社員と会った」といった使い方をすることができるようになっています。

 

「逢う」は1人の相手と対面する場合にのみ使う事ができるようになっているため、「ここで逢ったが百年目」、「そっと二人きりで逢った」、「探し続けていた人に逢った」といった使い方をすることができるようになっています。

 

それぞれの特徴をしっかりと掴んでいれば間違えてしまうということがなくなります。

 

まとめ

 

どちらも同じ同音異義語であり「あう」と読むことができるようになっていますが、それぞれの意味や特徴をしっかりと覚えておくことはとても大切で、相手の人数によって使い分けるとより分かりやすく使うことができます。

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