「少しずつ」「少しづつ」といった言い回しをする際に「ずつ」と「づつ」のどちらを使えば良いのか、正しいのはどちらなのかと疑問に思ったことがあるという経験を持つ人が多くいます。
実際に間違って使ってしまった事によって、トラブルを生んでしまった経験がある人もいます。
どちらも相手には伝わりそうなものですが、どちらが正しいのでしょうか。
「ずつ」と「づつ」の違いとは?
日本語はとても難しく、似たような言葉でも、少し違えば相手に伝わらなかったり、誤解を生んでしまう事もあります。
そこで、ややこしい「ずつ」と「づつ」の違いについて説明をします。
「ず」は現代仮名遣い
「づ」歴史的仮名遣い
となっており、基本的には「ず」の方を使う事が好ましくなっています。
実際に学校教育の場や、公的な文章では、「ず」を使う方で統一されており、「づ」を使ってしまうとクレームが来てしまう事もあるのです。
例外的に「づ」を使う場合もある!?
それぞれの違いについて説明をしましたが、「ず」の方が正解ではありますが、低外敵に「づ」を使うケースがあります。
それは同じ音が続く場合と元の単語が「つ」の場合です。
つづく、つづみ、つづるといった言葉は単語が「つ」から始まって、次に濁音が続く時は、「づ」を使います。
その他にもてづくり、こづつみ、おこづかいの様に元の単語が「つ」なのに、発声の理由で濁音となった場合は「づ」を使うのです。
正しい使い分けをしましょう!
例外的に「づ」を使うケースもありますが、「ず」と「づ」を含む言葉は「ずつ」「づつ」以外にもたくさんあり、内閣訓令では「づ」よりも「ず」を主に使うとされていますが、それぞれ正しい使い方を行う必要があります。
内閣訓示の内容をわかりやすく言うと、基本的には「ずつ」を使いましょう。しかし「づつ」を使っても間違いではないとされていますが、公文書や新聞・雑誌、学校の教育現場、学校などで行われるテストの解答用紙などでは内閣訓令の本則すなわち「ずつ」の使用が求められているのです。
「づつ」も間違いではないものの、実際に発音をしてみて違和感を感じてしまう場合は注意が必要です。
まとめ
それぞれ「ずつ」と「づつ」の違いについて説明をしましたが、ややこしくて困惑してしまう人が多いです。
しかし、それぞれの違いや理由について知ることで、間違えてしまう確率を下げることもできるのです。
「ずつ」と「づつ」はどちらが正しいのかをしっかりと見極めていきましょう。
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