世界で日本を代表するお酒、「焼酎」と「日本酒」。
では、あなたはこの2つの違いを説明できますか?
むしろ、
・「焼酎と日本酒は、見た目は同じなのに、何で味や香りが違うの?」
・「焼酎と日本酒って何が違うの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、酒で何度も失敗してきた酒好きの私が、この2つの違いについて解説します。
具体的には、
・蒸留酒と醸造酒って何?
・原料は違うの?
・オススメの飲み方は?
・悪酔いしやすいのはどっち?
の順番にご紹介していきます。
3分くらいで読める内容なので、ぜひご覧ください!
焼酎は蒸留酒、日本酒は醸造酒っていうけど、どう違うの?
違いの1つめは、
・焼酎は蒸留酒(じょうりゅうしゅ)
・日本酒は醸造酒(じょうぞうしゅ)
という点です。
「どっちも似たような名前で意味がわからないよ」と思ったかもしれません。
たしかに、そっくりな名前ですね。でも大きな違いがあるんです。
実は、これはお酒の作り方の違いなんです。
・醸造酒:穀物や果物を酵母によってアルコール発酵させたお酒。
・蒸留酒:醸造酒を蒸留したお酒で、よりアルコール純度が高いお酒ができます。
つまり、米をアルコール発酵させると日本酒になり、日本酒を蒸留すると米焼酎になります。
このように、お酒は作り方で分けると、
・日本酒やワイン、ビールといった醸造酒
・焼酎、ブランデー、ウイスキーといった蒸留酒
の2つがあります。
酵母で発酵させるところまでは同じですが、その後蒸留させるかどうかで違ってくるわけです。
焼酎と日本酒の原料の違いは?
原料も違います。
・焼酎:米(食用)、麦などの穀類、芋類など。
・日本酒:酒米(さかまい)という日本酒を醸造するための米。正式には酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)といいます。
日本酒の代表的な酒米には、「山田錦」や「五百万石」、「雄町」があります。
またこれ以外にも日本全国でたくさんの品種が作られています。
よく「利き酒」というのをやっていますね。簡単に言えば酒の飲み比べです。
これまで酒米の違いを意識して飲み比べをしたことがなかったので、ぜひやってみたいです!
ついつい飲み過ぎてしまいそう……。
一方、焼酎の原料には、米、麦、芋のほか、そばや黒糖、栗、かぼちゃ、さらには昆布やえのき茸なんてものもあります。
原料の違いだけでもバラエティに富んだ味わい方ができます。
なかでも芋焼酎のクセが強い香りが大好きな私は、居酒屋に行くと必ず飲んでいます!逆にそれが嫌だという人もいますね。
焼酎と日本酒のオススメの飲み方
焼酎と日本酒では、焼酎のほうがアルコール度数が高いため、飲み方にも違いがあります。
焼酎はアルコール度数が25度くらいあるため、
・氷を入れてロックで
・水やお湯、ソーダで割って
飲むのが一般的です。
私のオススメの飲み方は、季節によって変えて飲むことです。
・春から夏は、ロックでかっこよく決める。
・秋から冬は、お湯割りで心と体を温める。
一方、日本酒はアルコール度数が15度くらいのため、ストレートで飲むのが一般的です。
私のオススメの飲み方は、熱燗が一番美味しいです。
お猪口でグイッと飲んだり、ゆっくりと味わいながら飲んだりするのも楽しいです。
ただ、種類によって、冷やしたほうが美味しかったりもするので、そこは臨機応変に飲み方を変えて、酒を楽しむようにしています。
焼酎と日本酒はどちらが悪酔いしやすいか
「蒸留酒より醸造酒のほうが悪酔いや二日酔いしやすい」、というのを聞いたことがありませんか?
しかし、実は、この説は根拠がないのです。
どちらもアルコールの入った飲み物なので、日本酒だけが酔いやすいということはないのですね。
そうとは知らず、私はこの説を信じて、焼酎(ロック割り)をガブガブ飲んでいたら、友人の前で失態をさらしてしまったことがあります・・・。
結局、どちらも飲み過ぎたら悪酔いしてしまうので、飲み過ぎを注意して楽しく飲めれば最高ですね。
まとめ
ここまでの内容をまとめると・・・
- 蒸留酒と醸造酒の違いは、お酒の作り方による。
- 原料は、日本酒は酒米、焼酎は穀物や芋類など様々。
- オススメの飲み方:焼酎は季節によって変える。日本酒は熱燗が良いが、冷酒に向いているものもある。
- どちらが悪酔いしやすいということはない。
となります。
焼酎と日本酒は蒸留しているかどうかが大きな違いでした。
どちらも種類が豊富なので、いろいろ飲んでみてお気に入りの一本を見つけたいなと思います!
お酒を味わいながら、楽しく食事をすること。これが一番の幸せかも!
今晩のお酒はどれにしますか?
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