潰瘍性大腸炎の患者さんの多くの人はこの「ペンタサ」と「アサコール」と「リアルダ」のどれかを服用をしていますが、潰瘍性大腸炎の治療には欠かせない大切な製剤です。
また、潰瘍性大腸炎の患者さんにまず投与する薬ともなっているのですが、「ペンタサ」と「アサコール」と「リアルダ」の違いは一体何でしょうか。
そこで、これから服用をする方の為にも詳しく説明をします。
「ペンタサ」と「アサコール」と「リアルダ」の違いとは?
潰瘍性大腸炎患者の患者に対する治療の中心は主に薬物治療となっているのですが、その中でも比較的に行われているのが「ペンタサ」と「アサコール」と「リアルダ」製剤で治療をするということです。
しかし、「ペンタサ」と「アサコール」と「リアルダ」の違いが分からず困惑してしまっている人も多いのが現状です。
「ペンタサ」は炎症細胞から放出される活性酸素を消去し、ロイコトリエンの合成を抑制することにより、炎症の進展や組織の障害を抑制し、腹痛、血便などを改善する効果があります。
「アサコール」とは大腸で薬の成分を放出する薬剤となっており、炎症細胞より放出される活性酸素消去作用、ロイコトリエンB4産生抑制作用などにより大腸の炎症を抑え、腹痛、血便などを改善する効果があります。
「リアルダ」とは大腸で薬の成分を放出する薬剤で大腸の炎症を抑え、腹痛、血便などを改善する効果があります。
注意点としては「アサコール」と「リアルダ」はpHが7以上となる小腸の末端から溶け始めるよう設計されていますが、「ペンタサ」はエチルセルロースでコーティングし、小腸から大腸全体に放出するよう製剤設計された放出調節製剤となっている事です。
どのような副作用があるの?
一般的に「ペンタサ」と「アサコール」と「リアルダ」はメサラジン製剤と言われていますが、メサラジン製剤の副作用は一体何でしょうか。
メサラジンにより過敏症状が発現することがあります。
この過敏症状とは、発熱、腹痛、下痢、好酸球増多
等の事であり、過敏症状が見られたり、潰瘍性大腸炎・クローン病が悪化することがあるため、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う必要があります。
また、発熱、頭痛、関節痛、倦怠感などがあらわれる場合があったり、間質性肺炎になってしまうおそれもあります。
これは個体差によって変わってきますが、いずれにしろ異常が見られた場合は服用をやめるなど、注意が必要になってきます。
自分で判断せず病院に行きましょう!
潰瘍性大腸炎を治療する際に多くの人が薬を服用をしますが、これらで治療をする際は無理して服用をするのではなく、自分に合ったやり方で服用をすることが大切です。
また、一度や二度の通院で満足してしまうのではなく、何回も病院に足を運んだり、異常がなくても、このまま薬物投与を続けても大丈夫なのかを自分で判断せずに病院に行って医師のアドバイスを聞くことが大切です。
まとめ
少し難しい薬物の話ですが、正しく服用をしないと異常が見られたり、副作用に襲われたりします。
潰瘍性大腸炎で悩んでしまっている人は無理をして服用を続けるのではなく、適切な対処で治療を行っていきましょう。
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