卵も玉子も料理において欠かせない食材ではありますが、同じ名前なので使い分けをするにはどうすればよいのかと混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。
また、「卵」と書くか「玉子」と書くか悩無という人も中にはいますが、「卵」と「玉子」はどう違うのでしょうか。
そこで、気になる「卵」と「玉子」の違いについて分かりやすく解説していきます。
「卵」と「玉子」の違いとは？
目玉焼きにオムレツなど様々な料理が出来上がる卵ですが、「卵」と「玉子」は同じ呼び方の為、それぞれどう違うのか気になった経験があるのではないでしょうか。
そこで、「卵」と「玉子」の違いは一体どこにあるのか解説します。
なんとなく使い分けている「卵」と「玉子」ですが、実はきちんとした定義が存在します。
「卵」という字は生物学的な意味を持っており、鶏などの鳥類だけではなく、魚や虫といった、生き物すべての「タマゴ」は「卵」と書きます。
そして、「玉子」という字は食用とされている鳥類の卵に限定して使用される表記です。
そのため、鳥類の卵で、かつ食用を目的としたものを「玉子」とするという認識が一般的となっている通り、料理に使う場合は玉子です。
つまり、料理に使えるのか、使えないのかで判断をするといっても良いです。
それぞれの漢字の由来とは？
「卵」と「玉子」の違いについては分かったものの、そもそもそれぞれの漢字の由来は何か気になりますよね。
そこで、「卵」と「玉子」の漢字の由来について解説しますが、「卵」と「玉子」の漢字の由来は、
「卵」はこれから孵化するこどもを宿した殻、という生物学的な意味合いが含まれています。
「玉子」は平安時代に卵は「かいこ」や「かいご」と呼ばれていましたが、蚕との区別がつかず紛らわしいことから、室町時代には「玉の子」という言葉で呼ばれおり、そこから現在の「玉子」と進化を遂げたのです。
「卵」と「玉子」はどちらも通じる？
料理を作る際や食材を買ってきて欲しい際に「玉子」と書いたら、相手に伝わるのか、伝わらないのか不安に感じてしまったという人もいるかと思いますが、実際には「卵」と「玉子」はどちらも相手に意味が通じます。
また、中には出来立ての状態を持ってくるという人もいますが、多くの人は頭の中でのイメージが一緒になっているため、「卵」と「玉子」でもどちらでも良いのです。
また、テレビ番組でもたまに「卵」と「玉子」の表記がごっちゃになっている事もありますが、相手に伝わるのが一番です。
まとめ
意外に知っているようで知らない事はとても多くありますが、「卵」と「玉子」はやはりそれぞれ異なる意味合いがあることがわかったかと思います。
飲食店に入った際にぜひ「卵」なのか「玉子」なのかを聞いてみるのも面白いかもしれませんね。
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