のどに詰まったものが取り除けないときは、背中を叩いたり胸を圧迫するなどして、吐き出させますが、それ以上悪化してしまうと危険な状態になってしまいます。
食べ物にまつわる「誤飲」と「誤嚥」と「窒息」に関してしっかりと注意をしなければいけないのですが、それぞれの違いについて理解をしていますか。
そこで、一つ一つ説明をします。
「誤飲」と「誤嚥」と「窒息」の違いとは?
どれも食事の際に気をつけなければいけない事ですが、それぞれどんな意味があるのでしょうか。
「誤飲」とは主に有害・危険な異物を飲み込んでしまうことで、異物には、気管に挟まり最悪窒息してしまう物、食道や胃が侵される物なども含まれます。
「誤嚥」とは食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態のことです。
誤嚥は肺炎の原因にもなるため、注意をしなければいけないのです。
「窒息」とは呼吸が阻害されることによって血中酸素濃度が低下し、二酸化炭素濃度が上昇して、脳などの内臓組織に機能障害を起こした状態です。
どれも悪化してしまうと、後遺症が残ってしまうだけではなく、最悪の場合は命を落としてしまう危険性もあるため、十分に注意をしなければいけないのです。
「誤飲」と「誤嚥」と「窒息」の対処法は?
それぞれ「誤飲」と「誤嚥」と「窒息」の違いについて説明をしましたが、万が一、なってしまった場合はどのようにして対処をすれば良いのでしょうか。
実際に、どれも食べ物を吐かせるという事が重要になってきます。
そのため、対処法に関しては一緒だと思っておくことが大切です。
万が一、誤飲をしてしまった場合、中毒を起こす心配があるものを飲んでしまったとき、いちばん良い処置は、とりあえず牛乳か水を飲ませて吐かせることが重要になってきます。
これに関しては牛乳を飲ませない方が良い場合もあり、牛乳を飲ませると、その毒物の吸収を早めることもあるため、何を食べたのかを把握しておくことが大切です。
その他にもハイムリッヒ法、背部叩法を行い、とにかく吐かせる事を意識することが大切です。
常に予防をしていきましょう!
食事をする際はしっかりと注意をしておくことが大切なのですが、いずれにしても呼吸困難を予防する事が大切です。
食事をする際は食べやすく調理法を工夫したり、形態を調整する事で被害を防ぐことができ、万が一の為にも嚥下訓練をしておくと、いざという時に役に立ちます。
まとめ
食事に関してはしっかりと予防をして、万が一、「誤飲」と「誤嚥」と「窒息」を引き起こしてしまった際は、どうやって吐かせるのか、どうしたら良いのかを理解をしておくことが大切です。
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