火災が起きてしまった時に保険が入っていると補償がされるのですが、火災の為に向けてまずは「火災報知器」と「火災警報器」を設置しておかなければいけません。
実際に「火災報知器」と「火災警報器」を購入することも出来るのですが、それぞれの違いについてきちんと把握をしておかなければいけません。
そこで、「火災報知器」と「火災警報器」の違いにつちえ説明をします。
「火災報知器」と「火災警報器」の違いとは?
どちらも似たような言葉なので困惑してしまうという人が多い「火災報知器」と「火災警報器」ですが、それぞれ何が違うのでしょうか。
「火災報知器」とは住宅の火災により生じる熱や煙を利用して、自動的に火災の発生を感知し、警報機の設置場所およびその近隣にいる者に火災が発生した旨の警報を発するもので、感知を行う部分と、警報を行う部分が一体化しています。
「火災警報器」とは主に一般住宅に設置され、火災の際煙や熱を感知して音声やブザー音で警報する警報器です。
こちらは感知器そのものが音声やブザー音を発し、単体で動作するものとなっております。
設置義務化がある!?
近年、「火災報知器」と「火災警報器」のどちらかの設置義務化があるのをご存知でしょうか。
自宅やマンション、アパートに必ずあるという人も多いこの「火災報知器」と「火災警報器」ですが、設置義務化になった理由は住宅火災死者数が急増している事が原因なのです。
2005年に1,220名となり統計を取り始めてから過去最高となっているのですが、その多くは逃げ遅れによるものです。
アメリカでは、1970年代に義務化されており、現在は約95%の普及率となっているのですが、日本においては、警報器の設置で1/3まで死者数を抑制することを想定しているのです。
どこに設置すれば良いの?
何となく天井に設置していれば良いのではないかというイメージがある「火災報知器」と「火災警報器」ですが、実際にどこに設置すれば良いのでしょうか。
そこで、「火災報知器」と「火災警報器」の設置場所について調査をした所、なんと、市町村条例により、これ以外の場所にも設置が必要となる場合があることが分かりました。
これはお住まいを管轄される消防署等で確認することができるのですが、寝室として使用する部屋の天井又は壁に設置したり、寝室のある階から避難する階段の踊り場の天井又は壁に設置したりと、比較的にすぐに気づきやすい場所に設置することが好ましいです。
まとめ
どちらも火災が起きた時にすぐに知らせてくれる「火災報知器」と「火災警報器」ですが、持っておいた方が良いのではなく、設置をする義務があるので注意が必要です。
この「火災報知器」と「火災警報器」は住宅用火災警報器販売店で購入をすることができたり、インターネットからでも購入をすることができるので、まだ持っていない家庭はすぐにでも設置をしましょう。
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