世界情勢のニュースを見ていると、度々「紛争」と「戦争」と「内戦」というワードが出てきて、一体何が違うのか、どのような意味があるのかと区別することが難しいという人がとても多くいます。
イメージも浮かばないという人もいるため、「紛争」と「戦争」と「内戦」の違いについて説明をします。
「紛争」と「戦争」と「内戦」の違いとは?
世界情勢のニュースや争いごとが起こると登場する言葉として「紛争」と「戦争」と「内戦」をよく使いますが、それぞれどんな意味があるのでしょうか。
そこで、一つ一つ説明をします。
「紛争」とは揉めごとや争いごとを指す言葉であり、争いごと全て紛争といいます。
そのため、戦争も紛争と捉えることができるのですが、紛争の定義は定められていないため、報道機関や政府などによっては戦争と紛争の見解が異なるということもあるのです。
「戦争」とは国家による武力の闘争のことを指す言葉で、国家間での軍事力を使用した争いとも言います。
「内戦」とは同一国内における、同国民による武力闘争のことで、紛争や内紛とも呼ばれますが、規模が大きくなることで、内戦と呼ばれる様になるのです。
実は言葉の意味は曖昧だった!?
それぞれ「紛争」と「戦争」と「内戦」の言葉の意味について説明をしましたが、実際のところ、「紛争」と「戦争」と「内戦」の定義はとても曖昧なもので、それぞれの定義がしっかりとしていないため、解釈によって大きく異なってきます。
実際に、メディアなどでも統一されていないため、同じ争いでも、メディアによっては「紛争」と「戦争」と「内戦」が変わっていたり、多くの人が困惑してしまう原因にもなっているのです。
ただ、国家間の武力争いは戦争であり、国内内部での武力争いが内戦となるのですが、紛争は争いごと全般を指しているため、「紛争」と「戦争」と「内戦」と言われているのです。
このように「紛争」と「戦争」と「内戦」のどれを示しているのかは、どんな表現をしているのかによって、規模の大きさを把握することが大切です。
戦争は認められている!?
戦争というのは誰もが体験したくない、参加したくないと思いがちなのですが、実は、戦争は国際紛争解決の最終手段の権利として認められています。
そのため、戦争を行ったからといって、辞任をしなければいけない、責任を取らなければいけないというわけではないのです。
国を守るためという理由で戦争を始めるケースもあったり、宣戦布告がないまま戦争が始まった例もあるのです。
しかし、国連憲章によって戦争は禁止されているので、簡単に戦争を始めるということは出来ないのです。
まとめ
世界情勢のニュースなどでよく見かける「紛争」と「戦争」と「内戦」ですが、それぞれの定義はしっかりと決まっていないため、困惑してしまうのですが、違いや規模について把握をしておくことで、より比較的に区別をすることができるようになります。
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