簡単!「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」の違い

鎖国政策を行っていた江戸時代の日本ではキリスト教が禁止されていたことは有名ですが、「慶長の禁教令」以降、キリスト教徒に厳しい弾圧が加えられるようになり、日本のキリスト教徒は絶滅したと思われていましたが、実は、「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」が残っていた事が後になって分かります。

 

そこで、「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」の違いについて詳しく説明をします。

 

「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」の違いとは?

どちらも似たような言葉の為、同じなのではないか、違いが分からないという人が多いのですが、それぞれの違いとは一体何でしょうか。

 

「隠れキリシタン」とは、カトリックに由来する日本的な独自の民族宗教を信仰している人のこと。

 

「潜伏キリシタン」とはキリスト教徒のことです。

 

似てはいますが、「隠れキリシタン」はキリシタンではないのです。

 

そのため、混乱をしてしまうという人も多いのですが、それぞれ違うという事を知っておくことが大切です。

 

なぜ、それぞれ分かれてしまったの?

それぞれ「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」の違いについて説明をしましたが、そもそもなぜ、それぞれ分かれてしまったのでしょうか。

 

 

そこで、詳しく「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」が分かれた理由について説明をしますが、「潜伏キリシタン」は、禁教令が出た後も表面的には仏教徒を装いながら、キリシタンであることを隠し続けた人たちの事なのです。

 

また、キリスト教徒であることは捨てなかったのですが、「隠れキリシタン」の場合はキリスト教が黙認されるようになったあとも、カトリック教会に戻ることなく、独自の信仰形態を続けましたが、それぞれ分かれてしまった理由はこっそりと信仰を続けているうちに日本の昔ながらの民俗信仰などの影響を受け、独自の変化を遂げてしまった事にあるのです。

 

現代においては信仰は自由です!

1614年に江戸幕府が全国に「キリスト教禁教令」を発布しましたが、現代においてはどこを信じるのも、どこの宗教を入れようとも自由だとされています。

 

そのため、日本においては信じる場所が違っていたり、ほかの人とは考え方、信じ方が大きく異なるという人もいるのです。

 

現代においては信仰は自由になっているため、自分の信じる場所を信じるということが重要になってくるのです。

 

まとめ

現代においてあまり聞きなれない「隠れキリシタン」と「潜伏キリシタン」ですが、それぞれの違いや意味を知っておくことによって、これからどうやって信仰をするのかを考えることが大切なのです。

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