食事をする際に多くの人が一度は聞いたことがある「がっつり」という言葉ですが、これにはどういった意味があるのでしょうか。
疑問に思ったことがあるという人も多く、文化庁の平成23年度「国語に関する世論調査」で「がっつり」が調査対象になっています。
そこで、「がっつり」の意味について詳しく説明をします。
「がっつり」の意味とは?
一度は聞いたことがあるという人も多く、頭では理解をしていても、いざ意味について求められても答えられない、答えにくいという人が多くいます。
そこで、「がっつり」の意味についてわかりやすく説明をします。
「がっつり」とは十分であるさま。たくさん。たっぷり。という意味です。
そのため、「がっつり食べる」「がっつり働いた」という使い方をすることができるようになっており、北海道の方言が広まったもので、今では北海道だけではなく、別の場所でも「がっつり」という言葉を使っているという人が多くいます。
大人だけではなく子供も使っており、比較的に使いやすい言葉となっています。
辞書には載っていない!?
有名な言葉であり、多くの人が使っているのだから辞書にも載っているのだろうと思っている人が多くいますが、実際には辞書には載っていないのです。
「広辞苑 第6版」、「新明解国語辞典 第7版」、「大辞林 第3版」にはまだ載っておらず、辞書にはこの「がっつり」という言葉は使われていない、認められていないということがわかります。
しかし、日本国語大辞典 第2版」で「がっつり」を引くと、「がっつり食べる」の意味はないが、方言欄に「がっつり」が載っています。
また、その分布地域は九州、沖縄に限られており、意味は「がっつり千円あった」などのように「ちょうど」「ぴったり」の意味や、「がっつり(がっつい)似ている」のように「実に」「本当に」といった意味となっています。
正しい意味合いで使いましょう!
がっつりという言葉については多くの研究者が分析しており、どのように使うのか、どのような場面で使っているのかを分析した調査もあります。
「がっつり」はある音に一定の意味が結びついたオノマトペの一種であり、言語学的に見て非常に良くできた表現となっているのです。
音と意味が結びついたオノマトペの感覚は日本人全体の共通感覚であるため、たとえ方言であっても直感的に理解できるという利点があり、特に「がっつり食べる」のような飲食に関わるものが多く、とても使いやすいため、広く流行した理由でもあるのです。
まとめ
一度は聞いたことがあるという人も多い「がっつり」ですが、元々は方言であるということが分かりました。
今では大人のみならず子供までもが使っており、言われてもすぐに理解をすることができる事から、流行しているという事がわかります。
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