スーパーで見かけると「赤ピーマン」と「パプリカ」があって、色鮮やかになっているのですが、「赤ピーマン」と「パプリカ」はとても似ているため、味に違いがあるのか、何が違うのかと疑問に思ってしまった経験があるという人もいます。
そこで、「赤ピーマン」と「パプリカ」の違いについて分かりやすく説明をします。
「赤ピーマン」と「パプリカ」の違いとは?
どちらもよく似ていて、値段も安く美味しいし、様々な料理で活躍してくれますが、それぞれの違いについて疑問に思ってしまいます。
そこで、それぞれの違いについて詳しく説明をします。
「赤いピーマン」は見た目はパプリカに似ていますが、同じピーマンです。
ピーマンは成熟するに連れて青から赤に色が変わるため、お店でよく見る緑のピーマンは未成熟のもので、それが成熟すると赤ピーマンになるのです。
ピーマンの緑色は葉緑素によるもので、日光を浴び続けるとその葉緑素が減り、緑色が陰をひそめるようになりますが、代わりに表面に出てくるのが、赤い色素を持ったカロテノイドの一種であるカプサイチンなのです。
「パプリカ」はパプリカの赤はキサントフィルと呼ばれるカルテノイドの一種で、赤ピーマンのカロテンとは違うのです。
パプリカはもともと、南米原産のレッドペッパーを品種改良したものであり、16世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見した時にヨーロッパに持ち帰り、ハンガリーで辛くない品種に改良されたのです。
そのため、ハンガリーが原産国として有名になっており、現在でも世界一の生産量を誇っているのです。
「赤いピーマン」の方が甘い!?
それぞれとても良く似ているため、味は同じなのではないかと憶測が飛び交っていますが、実は赤ピーマンはピーマンと比べてみても糖度にして平均9.5度ちかくあるのです。
パプリカもそれに劣らず甘くなっていますが、平均で7~8度となっていて、赤ピーマンと比べるとやや劣ってしまいます。
物によっては10度をこすものもありますが、実際には赤いピーマンの方がとても甘く、食べやすいということがわかります。
「パプリカ」は「赤いピーマン」より栄養が優れている!?
糖度に関しては赤いピーマンの方がとても甘いということがわかりましたが、栄養面に関してはパプリカの方が優っています。
「パプリカ」の栄養素はとても高く、パプリカは値段が少し高い分、ピーマンより含まれている栄養素の量が多いので積極的にとりたい野菜となっているのです。
ピーマンの良さがあり栄養も多いので、青臭さのある苦みが大丈夫な方は血液サラサラ効果があるのでパプリカを積極的に摂っておく必要があります。
まとめ
赤いピーマンとパプリカの違いについて説明をしましたが、それぞれ違った良さがあり、料理での使い方もさまざまとなっています。
栄養素が高いのはパプリカですが、赤ピーマンもけして低いわけでなく、食感や値段に差がありますが、両方とも甘みのある野菜として子供でも食べやすくなっています。
コメント