国内と海外では違う!?「npn」と「pnp」の違い
どちらも接続先の回路においてスイッチとして機能するのですが、荷を接続する位置が異なるので注意が必要となっています。
しかし、間違えてしまっている人や、勘違いをしてしまっている人が多くいます。
そこで、「npn」と「pnp」の違いについて説明をします。
「npn」と「pnp」の違いとは?
それぞれ電流が流れる方向によって使い分ける必要があるため、それぞれの違いについてしっかりと把握をしておく必要があります。
「npn」とはエミッタがN型半導体、ベースがP型半導体、コレクタがN型半導体で構成されているトランジスタを「NPN型トランジスタ」のことで、接続先の回路において、電源の+とセンサ出力間に負荷を接続する場合に用いられるのです。
また、接続する入力機器は、プラスコモンタイプになります。
「pnp」とはエミッタがP型半導体、ベースがN型半導体、コレクタがP型半導体で構成されているトランジスタを「PNP型トランジスタ」のことで、「NPN型トランジスタ」とは電荷の正負が逆になっているのです。
また、接続先の回路において、センサ出力と電源-間に負荷を接続する場合に用いられています。
外国と日本ではそれぞれ異なる!?
海外旅行をした際に「npn」と「pnp」がそれぞれ異なっていて驚いてしまったという経験を持つ人が多くいるのですが、これは何故なのでしょうか。
その理由は電源電圧にあるのです。
「PNP型トランジスタ」であれば、配線のどこかが仮に短絡していても負荷は動作しないので、安全上の観点からヨーロッパで多く用いられているのですが、「npn」はPN接合の半導体の性質として、ベースとエミッタの間の電圧を増やすと「エミッタ電流」が指数関数で増加するという特徴があるため、日本で多く用いられるのです。
まとめ
それぞれ「npn」と「pnp」の違いについて説明をしましたが、高周波性能では一般的には「NPN型トランジスタ」のほうが優れているのですが、国内と海外では大きく異なるということがわかりました。
それぞれの特徴や違いについてしっかりと理解をし、慌てずに対処しましょう。
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