どちらも見た目が似ている「アワビ」と「トコブシ」ですが、トコブシはアワビを小さくした見た目となっているため、小さなアワビなのではないかと思ってしまっている人も多くいます。
そこで、「アワビ」と「トコブシ」の違いについてわかりやすく説明をします。
「アワビ」と「トコブシ」の違いとは?
どちらも似ているのですが、それぞれどこが違うのでしょうか。
「アワビ」とはミミガイ科の大型の巻貝の総称であり、楕円状の形をしており、4~5個の穴を持つ海に生息する貝です。
高級食材で、大きいものほど珍重される。刺身や酒蒸し、焼いてステーキにしても美味しく、また干しアワビ等の保存食品に加工されたりもしています。
「トコブシ」は軟体動物門腹足綱ミミガイ科であり、殻は卵楕円形で,アワビの幼貝に似てはいるものの、違います。
殻頂は後方に寄り,体層が非常に大きくて殻高が低いので,殻口も非常に大きく、内面は強い真珠光沢があります。
見分け方はとても簡単!?
それぞれ「アワビ」と「トコブシ」の違いについて説明をしましたが、実際に見分ける方法としてはとても簡単で、大きさだけではなく、殻を見ることで見分けることができます。
殻の孔の数が異なり、アワビはこの孔の数が、大体4から5個で煙突状のかたちをしているのが特徴となっているのですが、トコブシは、孔の数がアワビよりも多く、6〜9個ぐらいで殻の平面に穴があいているのが特徴です。
「アワビ」より「トコブシ」が人気!?
アワビの小さいバージョンともよく言われているトコブシですが、意外にもアワビよりも人気が高い食材でもあります。
トコブシは煮付けにするのもよし、焼く事やお刺身にする事も美味しい食材となっていて、バリエーション豊かな食材となっています。
そのため、トコブシの調理方法を変えられるから、全く飽きず、特におつまみにも最適とされていて、ビールにもよく合うのです。
アワビよりも安い値段で手に入ることから、トコブシよりも人気になっているのです。
まとめ
とても美味しい「アワビ」より「トコブシ」ですが、それぞれ全く違う貝であり、味や食感も異なります。
この機会にぜひ「アワビ」と「トコブシ」を食べてみましょう。
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