「緩む」と「弛む」の意味の違いと正しい使い方


「緩む」は見たことがあるけれども「弛む」は見たことがないという人が多いですが、どちらも同じ「たわむ」と読むことができます。

 

それぞれどういった違いがあるのでしょうか。

 

そこで、一つ一つ解説します。

 

「緩む」と「弛む」の違いとは?

 

どちらも同じ読み方ではありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

 

実は、「緩む」と「弛む」はどちらも同じ意味があり、

 

ぴんと張ったものがたるむ。締めぐあいが弱くなる。ゆるくなる。

 

緊張がほぐれる。油断する。

 

厳しかった状態・程度がゆるやかになる。

 

といった意味があります。

 

しかし、「たゆむ」は主に、気持ちや勢いについて使いますが、ふつうは否定形の「弛む」を使います。

 

「弛む」は少し古い言葉なので、話し言葉よりも書き言葉で使われる傾向にあります。

 

弛緩という漢字もある!?

 

それぞれ「緩む」と「弛む」の違いについて説明をしましたが、二つ重なった「弛緩」という漢字も存在します。

 

「弛緩」は”しかん”と読むことができるようになっていますが、「ゆるむ」「だらしなくなる」という意味があります。

 

弛めるで「ゆるめる」「たるむ」と読み、緩むで「ゆるむ」と読みますが、ゆるむという意味を重ねて弛緩となるのです。

 

「筋肉が弛緩する」、「職場規律が弛緩する」という使われ方もしています。

 

まとめ

 

それぞれ「緩む」と「弛む」の違いについて説明をしましたが、どちらも意味合いが同じですが、使い方が異なることがわかりました。

 

また、上手に「弛緩」を使い分けてみても面白いです。

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