日本人の食卓において馴染みのある食材といえば、貝類ですよね。
味噌汁なんかにもよく入っていて、栄養価もとても高く、毎日あさり、しじみ、はまぐりの3種類のどれかを入れているというご家庭も多いかと思います。
しかし、この3種類の貝の違いについて「違いは何か」と問われた際にしっかりと説明をすることができますか?
意外と知っている様で知らないこの3種類の貝の違いについて詳しく解説していきます。
「あさり」「しじみ」「はまぐり」それぞれの貝に違いある!?
あさり、しじみ、はまぐりの3種類ですが、見分けが付かないという人もいるのではないでしょうか。
そこで、このあさり、しじみ、はまぐりの見た目や特徴の違いについて詳しく説明をします。
あさり
あさりの生物学名は「二枚貝網 異歯亜網 マルスダレガイ上科 マルスダレガイ科 アサリ亜科」と言い、日本だけではなく、朝鮮半島や台湾、フィリピンまで広く分布しており、比較的に浅く、塩分の薄い海の砂や砂泥底に生息しています。
見た目は横シマや幾何学模様、無地など様々となっており、色に関しても黒、白、白茶といったように様々な模様と色がある事でも知られています。
しじみ
しじみの生物学名は「二枚貝網 異歯亜網 シジミ上科 シジミ科」と言い、淡水、もしくは、淡水と海水が混じる場所に生息しており、見た目は模様はほとんど見られず、黒色が特徴です。
一目で分かるように、丸みのある形となっていて、2〜3cmという比較的に小さな大きさなのでわかりやすいです。
はまぐり
はまぐりの生物学名は「二枚貝網 異歯亜網 マルスダレガイ上科 マルスダレガイ科 ハマグリ亜科」と言い、あさりと近い種類と言われています。
浅い、塩分の薄い海の砂や砂泥底に生息しており、潮干狩りに行った際にはあさりと同じ様にはまぐりを発見する事も珍しくはないです。
見た目は光沢があり、白っぽい模様が多く、丸みがあり、三角形に近い形があります。
あさりと違う点は最大で10cmほどにもなると言われている通り、あさりと比べても大きさは一目瞭然です。
その為、はまぐりを見つけたらその大きさから興奮してしまう人も多いのではないでしょうか。
それぞれの美味しい時期は?
あさり、しじみ、はまぐりは同じ貝なのだから旬も同じ時期なのではないかと思ってしまっている人も多いのではないでしょうか。
確かに、同じ貝ではありますが、それぞれ旬が異なり、貝の旬を知っていればより美味しく食べることができます。
あさりは3月から6月にかけて多く出回ります。
はまぐりは2月から3月。
しじみはやまとしじみと呼ばれる種類は夏、ましじみだと冬が旬です。
貝の種類によっては旬が大きく異なる為、旬が分かりにくい食材です。
しかし、旬を知っていれば、美味しさは格別とも言われていて、より栄養をしっかりと摂る事ができます。
貝を食べると一日元気になる!?
貝類は栄養価が高いとはよく聞きますが、実際に貝類を食べるとどのような効果があるのか、どのような事が期待できるのかを知っていますか。
貝類を食べることで一日元気になると言われている程、貝類はとても栄養価が高いので説明します。
貝類は疲労回復効果がとても高く、タウリンが豊富です。
そのため、疲れた時に貝類を食べる、貝の汁物を飲むことでエネルギーチャージをする事ができます。
また、しじみにおいてはその小さい事から「あまり栄養を摂取する事は出来ないのではないか」と不安に思う人も多いのですが、実際にしじみはカルシウムが豊富となっており、鉄分も多く含まれている為、栄養面ではとても優秀と言っても過言ではないです。
近年では貝類の栄養素が注目されていて、貝そのものを売るのではなく、フリーズドライしたものも売られており、比較的に食べやすい様にこだわっている商品もあります。
まとめ
あさり、しじみ、はまぐりの3種類の違いについて説明をしましたがいかがでしたか。
貝類にはたんぱく質、ビタミンB12、ミネラル、タウリンが多く含まれていて、低カロリーとなっている為、積極的に摂取していきたい食材です。
お店で貝を購入するのもよし、潮干狩りに行って自分で貝を収穫してみるのも面白いですね!
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