どちらがお得？「配偶者控除」と「配偶者特別控除」の違い

節税を心がけている人には知っておきたい控除問題として「配偶者控除」と「配偶者特別控除」がありますが、どちらも条件が異なるだけではなく、値段も大きく異なります。

そのため、どちらの方がお得なのかと疑問に思っている人も多いのですが、「配偶者控除」と「配偶者特別控除」の違いはどこにあるのでしょうか。

「配偶者控除」と「配偶者特別控除」の違いについて説明をします。

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1 「配偶者控除」と「配偶者特別控除」の違いとは？

「配偶者控除」と「配偶者特別控除」の違いとは？

どちらも名前が似ていて、ややこしいと感じてしまっている人も多いのですが、「配偶者控除」と「配偶者特別控除」の違いとは一体どこなのでしょうか。

「配偶者控除」とは夫婦のうち収入の多い方が受けられる控除の事で、仮に旦那に比べて妻の収入が低い場合、妻の収入がある一定の金額を下回っていれば、旦那は年末調整または確定申告で配偶者控除が受けられるという制度です。

「配偶者特別控除」とは夫婦のうち収入の多い方が受けられる控除のことで、仮に旦那より妻の方が収入が低い場合、妻の収入がある一定の金額を下回っていれば、旦那が年末調整または確定申告で配偶者特別控除が受けられるという制度です。

どちらも専従者給与を受け取っている場合は、専従者控除と配偶者特別控除を二重で受ける事はできないので注意が必要です。

節税対策をしているという人ならばこの「配偶者控除」と「配偶者特別控除」についてどれぐらいお得なのか知っておきたいですよね。

そこで、「配偶者控除」と「配偶者特別控除」の節税額についてわかりやすく説明をします。

「配偶者控除」の控除額は38万円

「配偶者特別控除」は3万円から38万円の間です。

また、世帯主が1000万円以上稼いでいると、配偶者控除は0円になってしまう恐れがあり、納税者本人の合計所得金額が1,000万円を超える場合には控除が受けられない点も同様なので注意が必要です。

「控除が受けられるのは収入が103万円まで」という情報が流れており、収入が103万円を超えると諦めてしまう人が多くいますが、配偶者控除が受けられなくても、配偶者特別控除の対象であれば控除は受けられるので、自分が当てはまっているのかをしっかりと確認をすることが大切です。

自分が当てはまっているのかどうか分からない、調べるのが困難だという人は税金に関する国家資格を持つ税理士または最寄りの税務署に相談をする事が好ましいです。

ネットの情報だけを頼りに過信をしてしまうのではなく、税理士または最寄りの税務署で確認をした方が正確でまた、ほかの人には知らないお得な情報をゲットすることもできる可能性があります。

控除関係は難しいと嘆いてしまう人も多いのですが、控除を受けられるのに受けないのはとてももったいないことです。

面倒だからといって諦めてしまうのではなく、自分が控除対処に入っているのかどうかをしっかりと確認をしましょう。