当たり前の様に使っていたけれど実は間違って使ってしまっていたなんて事はよくある話として話題になっていますよね。
実際に、日本には漢字がとても多くあり、同じ言葉でも意味が異なる漢字はとても多くあります。
その中でも特に多くの人が間違ってしまっている「意思」と「意志」の違いについて解説します。
「意思」と「意志」の違いは?
「意思」と「意志」はどちらも似ており、使う際は特に気にせず使ってしまっているという人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には「意思」と「意志」では大きく意味が異なる事をご存知でしょうか。
そこで、「意思」と「意志」の違いについて解説します。
「意思」とは、
自分の考えや思いのことです。また、「未来に向かって何かを成し遂げようとする気持ち」です。
「意志」とは、
ある行動を「する!」とを決意して、その気持ちをキープしようとする積極的な心の持ち方を意味です。
似たような漢字でも大きく意味が異なる事がハッキリとわかったかと思います。
それになぞらえて、意思表示、意思疎通 、意志薄弱、意志堅固といった様に、四字熟語も存在します。
間違えない様に使うコツとは?
「意思」と「意志」の意味の違いについて知ることができたけれども、実際に相手に向けて使う際に間違ってしまわないように注意をしなければいけないのですが、間違えないように使うコツはあるのでしょうか。
それは「意思」は「考え」という言葉で置き換えられるのですが、意志には「~したい」という強い感情がある為、それぞれの違いさえ着目していれば簡単に見分ける事ができます。
間違って使ってしまわないためにも、「意思」と「意志」を使う際は一度冷静になってみて、どちらの言葉を使うべきなのかを冷静になって、考えてみることが大切です。
心理学用語と法律用語では違う!?
「意思」と「意志」の違いや使うコツについて説明をしましたが、実は心理学用語と法律用語では同じ言葉でもそれぞれ違う言葉を用いられる事をご存知でしょうか。
実際に哲学や心理学用語では「意志」を使っているのに対し、法律用語では「意思」が使われています。
これに関してはやはり説明の通り、「本人の意思を尊重する」や「意思表示」というように、表す対象が、単なる考えや思いの意味に重点を置いた場合や、成し遂げようとする場合の意味なのかによって大きく変わります。
まとめ
意外と多くの人が間違って使ってしまっている「意思」と「意志」の大きな違いについて理解することができたかと思います。
正しい使い方や「意思」と「意志」の使うコツについてしっかりと理解をし、間違えないようにするためにも使う際は冷静になってから使ってみましょう。
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