就職活動や転職活動の際に使われることが多い言葉の中でも特に目立つのが「業種」と「職種」です。
それぞれ漢字は異なるとは言っても、同じような意味だと思っている人も多く、あまり「業種」と「職種」の違いについて気にしていない人も多いです。
しかし、転職活動において「業種」と「職種」はとても重要な分かれ道にもなるので、「業種」と「職種」の違いについて知っておきましょう。
「業種」と「職種」の違いとは?
どちらも似たような意味だと思ってしまっている人が多いのですが、「業種」と「職種」は本当に同じような意味なのでしょうか。
そこで、「業種」と「職種」のそれぞれの意味について説明をします。
「業種」とは事業の種類で、会社や個人が営む事業のことです。
日本標準産業分類の大分類では「工業」「漁業」「製造業」「建設業」など、18種類に大別されていて、マイナビ転職では業種(業界)を12種類に分類しています。
「職種」とは仕事の種類のことで、「営業職」「経理職」「人事職」「開発職」など、仕事の内容によって分けられます。
営業部、経理部、人事部など、部署に分かれている会社に勤めている場合などは所属している部署の業務の種類を自分の職種と考えても良いです。
今現在働いているけれども自分はどちらなのかが迷った際は厚生労働省の職業分類で該当するものを探してみるとわかり易いです。
転職活動においての「業種」と「職種」の活かし方
これから転職活動をするにあたって、「業種」と「職種」のどちらを着目したらよいのでしょうか。
そこで、転職活動における「業種」と「職種」の活かし方について説明をしますが、転職では業種知識、職種経験を生かすのが一般的とされており、基本的には業界知識、職種経験を生かせる職を選びます。
また、未経験の業種職種に挑戦をする際は説得力のある志望理由を組み立てる必要があるのですが、希望する業種の知識がまったくない場合は、新卒者向けの業界研究本を利用するとわかり易いです。
その一方で職種においては自分に向いているのはどれか、何から始めれば良いのかをハローワークに行って相談をしてみる事が好ましいです。
事前に確認しておきましょう!
転職活動において何よりも重要なのが「知る」という事です。
転職先の職場がどういった職場なのか、希望とする職場が本当に評判が高いのか、小さなことでもしっかりと確認をしておくことが大切です。
実際にいざ採用されて働いてみると自分が思っていたのとは違うという事がよくあります。
後悔をしないためにも、事前にしっかりと知っておいて対策をしましょう。
まとめ
転職活動においてとても重要な「業種」と「職種」ですが、どちらなのかを把握することはとても大切です。
わからないままにしておくのではなく、自分が希望とする所は「業種」と「職種」なのかをしっかりと把握をし、抜け目がないようにしましょう。
コメント